理学談話会(物理)のご案内(2019.01.24)

理学談話会(物理)のご案内

日時: 2019 年 1 月 24 日(木) 16:30~18:00

場所: 金沢大学 自然科学5号館 2階 大講義室

   
 

講師1: 吉田靖雄 先生(金沢大学 理工研究域 数物科学系)

講演題目1:極低温・ナノサイエンス・インフォマティクスで探る物性研究

講演概要1:

 ナノサイエンスの基幹分析手法である走査トンネル顕微鏡(STM)は、発明から40年近くが経過し、様々な分野で応用され、多様な発展を遂げている。本講演では、STMを応用した先端計測の例として、物質表面のスピンや電子軌道にアクセスできる極低温・強磁場STMを用いた物性研究を紹介する。また、圧縮センシングと呼ばれるデータ科学的手法を用いたSTM計測の高速化・高精度化の手法開発に関しても紹介する。


講師2:有元 誠 先生(金沢大学 理工研究域 数物科学系)

講演題目2:革新的X線CTで切り拓く新しい医療診断技術

講演概要2:

 X線CTイメージングは、非破壊的に人体の内部状態を3次元的に取得できる技術であり、このX線CTでしか見つからない病変が多く、現代医療を支える上で必須の技術である。一方で、現代のCT撮影では、その被ばく量は大変高く、被ばくリスクの高い小児や妊婦に対してX線CTの実施は困難である。そこで本研究では、低被ばく化を実現するために次世代光センサーMPPCを用いた新たなX線CTシステムの創出を目指している。
本講演では、このX線CT開発の最前線の報告に加え、基礎物理分野からアプローチするメリットについても述べたい。


 

世話人: 米徳大輔

 

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