Career support program, Kanazawa University.

派遣型高度人材育成協同プラン [博士前期課程向け]

お知らせタイトル01

MOT(技術経営)コース

MOT教育の意義・本学MOTの特色・概要

MOTは“Management of Technology”の略称で、通常は「技術経営」と訳されています。「財務諸表を熟知したエンジニア」「知的財産権に精通した技術開発者」を目指す本学大学院生(工学系だけでなく、理学・薬学・法学・経済学系も含む。)の受講を広く推奨します。

MOTの社会的意義 ~低成長期の日本とアメリカの産業政策~

1980年代後半、貿易摩擦などの国際的な産業競争に敗れたアメリカが再び「世界に冠たるアメリカ」を取り戻すために、マサチューセッツ工科大学やハーバード大学など有名大学を中心に本格的に実施された教育政策のひとつがMOT(Management of Technology)教育です。 最終的な利益を得るには製品開発で何が重要か、そのためにどんな経営的な側面を考えるべきか、プロジェクトマネージメントはどうあるべきかを、エンジニアを中心とする理工系高度人材に教授することが行われました。 日本もこの低成長時代から脱出するために、技術・製品開発の第一線で活躍する技術者に、技術経営、技術開発と資金投与の関係、プロジェクト管理など、必要な基本的かつ不可欠な知識を講義します。MOTは文部科学省や経済産業省が国際競争力を取り戻そうと注力しており、国策としてMOT教育の普及が促進されています。

金沢大学のMOTコースの特長 ~北陸のものづくりのために~

本学のMOTコースは、東京や大阪などの大都市ではなく、金沢という地方都市での開講にこだわっています。それは、この北陸地域に根ざし、環日本海域を中心とした東アジアの拠点大学として活動していくことが本学の社会的責任と使命であるとしているからです。そのため、北陸地域の一流企業の経営者や起業家も講師に招いて、金沢を中心とした北陸地域のものづくり企業における「技術経営」について教授します。特に「地域ビジネス論」や「環境マネージメント論」などは、本学独特の内容と特色となっています。

また、本学のMOTコースは、他大学のような独立した研究科や専攻を新設するような形ではなく、自然科学研究科の大学院生に広く門戸を開放して開講しているのも特長です。これにより、自然科学研究科を修了した方たちに、広く技術経営的な素養を身に付けてもらい、実社会の様々な分野で、新たなモノづくり・サービスにおいて活躍してもらう事が期待されています。

MOT科目群の履修を通して、企業で働くことの意義を学び、自らのキャリア形成に資することができます。多くの皆さんの参加を待っています。

MOTコース修了認定証の交付要件

次の全科目(8単位)を修得した方には、「MOTコース修了認定証」を大学院修了時に交付します。

 技術経営論入門A(1単位),技術経営論入門B(1単位),技術マネージメント基礎論A(1単位),技術マネージメン ト基礎論B(1単位),環境マネージメント論A(1単位),環境マネージメント論B(1単位),ベンチャービジネス論A(1単位),ベンチャービジネス論B(1単位)

各科目シラバス(平成29年度版)