【理学談話会(計算科学分野)のご案内】(2017.12.22)

【理学談話会(計算科学分野)のご案内】

 

日 時:2017年12月22日(金) 16:30~
場 所:自然科学5号館大講義室
講 師:福島孝治先生(東京大学大学院総合文化研究科 教授)
題 目:スパースモデリングの深化とデータ駆動科学の展開
概 要:
  自然科学の方法論は,経験科学の発展に伴う「実験・計測」の方法が整備され,数理科学の発展による「理論」の方法が整理されてきた.これらは第一の方法と第二の方法と呼ばれ,「理論」と「実験」による知見のループを成熟させることにより自然科学は大きく発展していた. 1980年代になると計算機の大幅な発展により「シミュレーション」の方法が第三の方法として認識され,実験困
難な状況の理解や理論的に複雑な問題へのアプローチとして科学の発展の加速を可能とした. しかしながら, より最近になり,巨大計算機による大規模シミュレーションや大型施設による高精度実験が可能となると,取得されるデータは巨大となり,そこから有益な情報を引き出すことが難しくなってきている.この困難のためにループが実質的に回らないことが問題として顕在化するよう
になる.この問題を解決しうるデータ科学の方法を基礎としたデータ駆動科学が近年注目されている.本講演では,データ駆動科学の物質科学への実践例を紹介しながら, 自然科学での問題点を議論したい.

問い合わせ先 数物科学系計算科学コース 石井史之
世話人    数物科学系計算科学コース 川口一朋