金沢大学大学院自然科学研究科
「日中韓 環境・エコ技術特別コース」学生の声
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Q1:このコースに入ろうと思ったきっかけは? |
鍛冶:まずは、留学生達と一緒に勉強できるのが魅力的でした。国際的なイメージが強く、英語力もUPするかな、と。海外研修やインターンシップなど普通のコースではできない貴重な体験ができそうだったし、実際に日中韓コースに在籍している先輩の話を聞いておもしろそうだと思いました。
陳:環境工学を学んでいたため、卒業後は優れた技術を持つ国で研究したいと思っていました。また、小さい時から日本文化に興味があり、副専攻が日本語だったこともあって、日本で研究することを考えるようになり、色々調べていたところ、学校の先生にこのコースを紹介されました。
沈:私は、学士号を取った後、上海で自動車の会社に就職しました。働いていく中で、工業化と環境保全の両立を実現している先進国に行って勉強したいと思うようになり、調べているうちに、このコースのことを知りました。今中国でも環境への関心が大変高いですよ。
陳:私も環境を専門に学ぶ学部を卒業しました。
鍛冶:このコースには環境に関する授業がたくさんあるけれど、同じ専攻の一般コースには環境に関する授業がさほどないので、環境に興味のある人には、おすすめのコースです。
Q2:実際に入ってみてどうですか? |
陳:授業は、講義のみならず、見学やディスカッション等内容が豊富だというのが特徴的です。また、講義は英語のみで行われるものも多いですね。
鍛冶:このコースに来て外国人の友人ができたのがとてもよかったです。また英語でプレゼンしたり、英語でレポートを書いたりするのは大変でしたが、いい経験ができたと思っています。
将来は漠然としていますが、技術者として海外で働けたらいいな、と考えています。
陳:このコースでは、国の違う学生同士がチームを組んで活動することも多いので、多様な角度から物事を見ることの重要性を学びました。1人の考え方や能力には限界があるので、色々な人が意見を出し合いながら一つのことを作りあげていくというチームワークは本当に大事なことですよね。研究へのアプローチや発想も、国が違うだけで全然違います。
沈:このコースでは授業でプレゼンをする機会がたくさんあって、プレゼン能力って重要だな、とつくづく感じました。どのようにすれば短時間で相手により分かりやすく理解させることができるか、どうすればそこにいる人々の関心を集め、記憶に残るパフォーマンスをすることができるのか、など意識しながらスライドなど色々なツールを用いて発表するようにしています。
発表は、日本語でも英語でもするので鍛えられますね。
鍛冶:先生によっては、授業でも日本語で説明した後、英語で説明したりもするよね。
自然とグローバルな意識が高まります。
Q3:海外研修について |
陳:私は韓国に海外研修に行ったけど、エコハウスには驚きました。
鍛冶:化石燃料を使わず、すべて自然エネルギーで家の電力をまかなっていたね。他には焼却施設も見学して、日本との違いを自分の目で見て学べました。
陳:韓国の学生との交流で、面白い研究をしている話を聞いて刺激になりました。訪問した大学の中にはすべての授業を英語で行っている大学もあり、英語のスキルも高くてびっくり!
鍛冶:現地の研究者の講義を受けて、それについて現地の学生とディベートもしました。
技術的な話や研究についての話も勿論勉強になるけれど、やはり海外の同年齢の同じ環境を学ぶ学生と交流をすることは、本当に刺激になったし、一番の収穫でした。
沈:私は海外研修にまだ行っていないのでとても期待しています。日本や母国で学べないことを目で見て学びたいと思います。
Q4:インターンシップについて |
鍛冶:インターンシップは本当に充実していました。
陳:私が一番勉強になったのは、現場の方に言われた一言です。『本当に設計を目指すのであれば、エンジニアとしての責任感をただ持っているだけではなく、本当にこの仕事を好きにならなければならない』と言われたのが印象的でした。
後は『物理もちゃんと勉強してね』と言われましたね(笑)。
鍛冶:インターンシップ先で、今の自分の研究と非常に関係深い施設がありました。
私は今メタン発酵の研究をしていますが、メタン発酵の技術で事業を成立させている会社があるということを初めて知りました。自分の研究が実社会に役立つ可能性があるのだと思うと、モチベーションが上がりました。
陳:私はインターンシップへ行って、考え方が変わりました。大学で研究している時は、環境のための重要な研究であれば、コストがどれくらいかかろうとまるで気にも留めませんでした。でも企業は違います。やはり企業は利益を出すことが大前提にあるので、研究を行うにしてもコスト面を緻密に計算しながら、それが果たして現実的なのかどうかも見極めないといけない。今、省エネやエコなどが世間ではトレンドですが、会社の利益を念頭に置きながら研究を行うことの難しさを知りました。
沈:私も中国で働いたことがありますが、日本の企業にインターンシップに行くことは本当に楽しみです。
自分が将来どんな仕事に就くべきなのか、インターンシップを通じて今後の自分の進むべき道を決めたいと思います。
中国の企業と日本の企業は礼儀からして異なるので、どう違うのか体験してみたいですね。
Q5:後輩、またはこれから受験を目指す人にメッセージ |
陳:このコースは色々なチャンスを与えてくれるので、視野も広がり、実際よい経験をさせてもらっていると感じています。
これからこのコースを目指す人は、自分の将来のために是非頑張ってください!
沈:このコースには、充実したカリキュラムと幅広い知識を持たれた先生方のサポート、それに学生達の潜在能力を引き出してくれる工夫がたくさんあります。国際的な視点で授業に臨むことができ、また、さまざまなバックグラウンドを持つ人々と出会うことで人脈も広がるので、国際的なキャリアを目指す学生には本当にいいと思います。
伝統が息づき、自然に囲まれた金沢大学に是非来て下さい!
鍛冶:日中韓コースで経験できることは一般コースでは経験できませんが、逆に一般コースで経験できることは日中韓コースで全て経験できるので、日中韓コースの方が色々な意味で幅が広がると思います。インターンシップや海外研修のチャンスもあり、留学生との接点も増えるので、国際的な未来像を描く方は是非日中韓コースに挑戦してください!