イベント

理学談話会(地球惑星科学分野)のご案内(2026.03.11)

終了
開催期間
2026/3/11
2026年03月06日

[日時] 2026年 3月11日 14:00-15:00
[場所] 自然科学研究科棟2号館Bブロック1F 地球学第1実験室
[講師] 田阪 美樹 先生(静岡大学理学部地球科学科・准教授)
[題目] マントル剪断帯における鉱物混合層形成と歪局在化:実験と天然岩からの制約
[概要]
 地球型惑星においてプレートテクトニクスが成立するためには、リソスフェア内部での歪みの局在化が不可欠である。マントル剪断帯に発達するウルトラマイロナイトの観察から、粒径減少は有力な弱化メカニズムの一つと考えられてきた。特に、細粒な鉱物混合層の形成は粒界ピン止め効果を促進し、粒径を小さく保つことで粒径依存型クリープを活性化させ、歪みを局所的に集中させる鍵となると提案されている。しかし、かんらん石と輝石がどのように混合層を形成するのか、そのプロセスについては未だ議論が続いている。これまでに、(1)機械的混合と(2)反応を伴う混合という二つの主要なメカニズムが提案されており、いずれも天然の変形岩中で確認されている。
 本セミナーでは、かんらん石–輝石系に対する高歪みねじり実験の結果と、幌満かんらん岩南部剪断帯に発達するポーフィロクラスト状組織の微細構造解析を比較し、反応を伴う鉱物混合層形成過程の実体とその歪弱化への寄与について議論する。

 

 世話人:地球社会基盤学類・地球惑星科学コース 水上知行
     お問い合わせは peridot*staff.kanazawa-u.ac.jp まで
                                                   ※[*]は[@]に置きかえてください。

マントルの岩石の変形に関する専門家をお招きして小さなセミナーを開催します。
所属に関わらず、興味をお持ちの方はぜひご参加ください。