理工学域入試情報

選抜方法

選抜は大きく「一般選抜」と「特別選抜」に分けられます。

一般選抜

前期日程

大学入学共通テスト並びに本学が行う個別学力検査などの結果及び調査書の審査結果を総合して行います。一般選抜は、配点比率を示した大学入学共通テストと個別学力検査等の結果を総合して合否判定を行い、「主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度」を評価するため調査書を活用します。
詳しくは、最新版の一般選抜(前期日程)学生募集要項を確認してください。

理工3学類一括入試

理工学域の7つの学類のうち「機械工学類」「フロンティア工学類」「電子情報通信学類」は、一括入試により一括で選抜され、入学後に学生が各学類を選択します。2年進級時に本人の志望、学業成績等を考慮の上、移行する学類を決定します。

理系一括入試

金沢大学では、「専門知識と課題探求能力、そして国際感覚と倫理観を有する人間性豊かな人材の育成」を大学憲章において教育目標に掲げています。理系一括入試においては、様々な分野にまたがって強い興味と感心を持ち、幅広い分野に触れて自らの視野を広げながら主体的に学ぶ熱意があり、かつ、積極的に課題を発見して取り組む意欲ある人を受け入れます。

一括入試で入学した学生は、国際基幹教育院総合教育部に1年間所属し、理系の場合は自然科学に関する分野を広く学び、2年進級時に本人の志望、学業成績等を考慮の上、移行する学類を決定します。

特別選抜

KUGS特別入試(総合型選抜Ⅱ・学校推薦型選抜Ⅱ)

KUGS(Kanazawa University Global Standard)特別入試とは、「基礎的知識・技能を修得し、それらを活用して自ら課題を発見し、探求する能力を備えている人」、「将来に明確な目標を持っており、主体的に行動し、他者と協働しながら、自身の夢を実現しようとする強い意欲を持っている人」を受け入れて育成するために、志願者の能力・資質・意欲を多面的・総合的に評価する入試です。

「KUGS特別入試」では、本学が提供する「KUGS高大接続プログラム」を受講した高校生などが、当該プログラムで課される課題レポートと、高等学校等での探究的な学びや課題意識を持って取り組んだ各種活動に関する課題レポートを提出し、KUGSに基づく評価基準で評価を受け、基準を満たした場合又は国立研究開発法人科学技術振興機構のグローバルサイエンスキャンパス事業の第一段階を修了した場合(大学等が開講するグローバルサイエンスキャンパス事業によるプログラムにより一次選抜後に受講者を育成する二次選抜までの育成プログラムを修了した場合)に出願資格を与えます。

KUGS特別入試(デジタル人材選抜II)

デジタル技術の発展とその社会への浸透は、デジタルトランスフォーメーション(DX)として、産業や行政などの社会のあらゆる場面で生産性や利便性を飛躍的に高めることにつながると期待されており、DXをもたらす高度な情報技術の研究開発と社会の様々な場面への情報技術の活用が求められています。本学では、この成長しつつあるデジタル分野において、高度な情報技術を修得した情報専門人材と、情報技術と社会の融合分野で活躍することのできる高度情報人材を複層的に育成し、輩出していくために、「デジタル人材選抜II」を実施します。

電子情報通信学類が課す志願理由書を出願時に提出し、合格した場合は、電子情報通信学類が課す入学前教育を受講することを確約できる者に出願資格を与えます。

 「デジタル人材選抜II」では、入学を希望する学類の入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)に基づき、口述試験により「主体性」「協働性」などを評価し、志願者の能力・資質及び意欲に重点を置いた選抜を行います。

詳しくは、最新版の特別選抜学生募集要項を確認してください。

 

超然特別入試(A-lympiad選抜)

金沢大学では「世界とつながりより良い社会を築くため、数学を活用して現実課題を解決する能力」を競う、「日本数学A-lympiad」を開催しています。

「日本数学A-lympiad」は、現在、日本で一般に普及している数学オリンピック(Mathematical Olympiad)のように純粋で抽象的な数学の知識・技能の高さを個人単位で競い合うものではありません。同じ学校に在籍する3~4人がチームとなり、現在の世界的課題を背景として作成された実社会に起こりうる問題(英文)を読み解き、数学の力を利用して社会にとってより良い解決案を提案します。グローバルな課題を発見する力、主体性や活発なコミュニケーションに基づく協働性、レポートを論理的に構成する力、英語力等が総合的に試されます。

「日本数学A-lympiad」は、本学が「金沢大学<グローバル>スタンダード(KUGS)に掲げる「人類の一員として自己の使命を国際社会で積極的に果たし、知識基盤社会の中で中核的リーダーとなって、常に恐れることなく現場の困難に立ち向かっていける人材の育成」を具体化したものです。大学入学共通テストで重視される「数学を活用した問題解決に向けて構想・見通しを立てる」能力を競うコンテストでもあります。入賞者には、超然特別入試(A-lympiad選抜)への出願資格を付与します。

日本数学 A-lympiad参加詳細

 

女子枠特別入試

本学では、共生社会の実現を目指して、様々な個性を持つ学生や教職員が互いの特性を尊重し、それぞれの資質や能力を十分に発揮できるダイバーシティ(多様性)に関する取り組みを行っており、その活動の一環として、諸外国の大学に比べて比率が低い理工系の女子学生や女性研究者・技術者の育成を支援しています。さまざまな科学技術のイノベーション(新しい価値の創造)に女性の視点を反映させることは大学や社会全体にとっても重要な課題となっています。これらの社会的要請に応えるため、理工学域では、「女子枠特別入試」を導入し、入学を希望する学類の入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)に基づき、口述試験により「主体性」「協働性」などを評価し、志願者の能力・資質及び意欲に重点を置いた選抜を行います。

詳しくは、最新版の特別選抜学生募集要項を確認してください。

女子枠特別入試リーフレット

 

その他の選抜
  • 帰国生徒選抜
    基礎学力に加え、各学類にとっての基本的科目である学力を重視するとともに、口述試験により理解度、勉学意欲、基本的知識等を総合的に評価します。
  • 国際バカロレア入試
    基礎学力に加え、各学類にとっての基本的科目である学力を重視するとともに、 口述試験により理解度、勉学意欲、資質等を総合的に評価します。
  • 私費外国人留学生入試
    基礎学力に加え、各学類にとっての基本的科目である学力及び日本語・英語の語学力を重視するとともに、口述試験により日本語能力、勉学意欲、資質を総合的に評価します。

    「文理融合の知と最先端の科学技術を共修するグローバル人材育成プログラム」私費外国人留学生修学支援についてはこちら

上記の各特別選抜はコースや選抜毎に出願資格が異なります。
詳しくは、募集要項ページをご覧ください。

 

国費外国人留学生入試

「文理融合の知と最先端の科学技術を共修するグローバル人材育成プログラム」学生募集要項

Admission Guidelines of “Global Education Program Collaboratively Learning Transdisciplinary Knowledge of Humanities and Sciences with Cutting-edge Science and Technology”

 

3年次編入学試験

編入学試験についてはこちらをご確認ください。

定員

コース等標準受入れ人数(2023年度以降入学者)

2年進級時又は2年後期にコース等(専門領域)が決まります。
各コース等の標準受入人数は、下記のとおりです。

学類(入学定員) コース名またはプログラム名 標準受入人数
数物科学類(78) 数学系基礎プログラム 78
物理学系基礎プログラム
物質化学類(78) 先端化学コアプログラム 36
応用化学コアプログラム 42
機械工学類(94) 機械創造コース 38
機械数理コース 18
エネルギー機械コース 38
フロンティア工学類(103) 電子機械コアプログラム 103
機械コアプログラム
化学工学コアプログラム
電子情報コアプログラム
電子情報通信学類(76) 電気電子コース 38
情報通信コース 38
地球社会基盤学類(94) 地球惑星科学コース 25
土木防災コース 41
環境都市コース 28
生命理工学類(56) 生物科学コース 20
海洋生物資源コース 11
バイオ工学コース 25

  ※数物科学類及びフロンティア工学類はプログラムごとの標準受入人数を設定しません。

コース等受入れ可能人数(上限)

各コース又はプログラムの受入れ可能人数(上限)は、下記のとおりです。
なお、受入れ可能人数(上限)を超えた場合は、コース等選択時までの成績、試験等により選考を行います。(2023.8 現在)

学類入学定員
2023年度~
コース名または
プログラム名
配属時期
学年/クォーター
2023年度~
入学者受入れ可能人数(上限)
数物科学類

78
数学系基礎プログラム 2年/Q1 上限

なし
物理系基礎プログラム
物質化学類
78
先端化学コアプログラム 2年/Q3 37
応用化学コアプログラム 43
機械工学類

94
機械創造コース 2年/Q3 40
機械数理コース 19
エネルギー機械コース 40
フロンティア工学類

103
電子機械コアプログラム 2年/Q3 24程度
機械コアプログラム 28程度
化学工学コアプログラム 33程度
電子情報コアプログラム 18程度
電子情報通信学類
76
電気電子コース 2年/Q3 39
情報通信コース 39
地球社会基盤学類
94
地球惑星科学コース 2年/Q3 27
土木防災コース 43
環境都市コース 31
生命理工学類
56
生物科学コース
(2021年度入学者は
 生命システムコース)
2年/Q3 26
海洋生物資源コース 15
バイオ工学コース 33

※電子情報通信学類は上限を設定せず、きっちり半分ずつ配属させる。実際の入学者が定員より多い場合は、その人数の半分が各コースの配属数となる。奇数の場合は、希望の多いコースが+1となる。

理工学域パンフレット

学類パンフレット


金沢大学受験生特設サイト