理学談話会(地球惑星科学分野)のご案内(2024.09.19)
終了
開催期間
2024/9/19
2024年10月07日
終了
開催期間
2024/9/19
2024年10月07日
日時: 9月19日(木) 14時45分-16時15分
場所: 自然研講義棟 207講義室
講師: 畠山 唯達 先生(岡山理科大学フロンティア理工学研究所・教授)
題目: 古地磁気学・岩石磁気学の考古学への適用
概要:
地球科学の一分野としての古地磁気学・岩石磁気学は、地球磁場の変動(地磁気永年変化)の研究のみならず、極性層序などを利用した年代研究、古地磁気極と地層の関係を利用したテクトニクス研究、鉄鉱物の動態を利用した古環境研究などさまざまな分野で利用されています。これらの考え方を考古資料(遺物・遺構)へ応用したものが、考古地磁気学・考古岩石磁気学です。岩石や堆積物を対象とした一般的な古地磁気学・岩石磁気学と同様に、(短い周期の)地磁気永年変化、年代推定、環境復元などを行うことができますが、その成果の多くは考古学・文化財科学方面で役立てられます。
本講演では考古地磁気学・考古岩石磁気学の基本的な考えと、これまで私たちが取り組んできた研究・これから目指す方向について紹介し、経験してきた学際研究の難しさについてもお話ししたいと思います。
世話人:地球社会基盤学類・地球惑星科学コース 水上知行
お問い合わせは peridot[*]staff.kanazawa-u.ac.jp まで
※[*]はアットマークに置きかえてください。