フロンティア工学類の理念目標

ロボティクス、自動運転、メカトロニクス、ナノテクノロジー・材料技術、ITなどの急速に発展を見せる工学分野においては、先進的かつ安全な近未来人間社会を様々な知の結集によって切り拓く人材、すなわちイノベータの養成が切望されています。一方、学問の細分化や高度化が進む工学分野においては、専門性を担保しつつ、イノベータに求められる「未踏領域の開拓精神(フロンティアスピリッツ)」を学生に持って頂くことはこれまでの大学教育では難しいのが現状です。つまり、分野融合が進む先端技術に柔軟に対応できる人材を養成するには、既存学問体系に閉じた工学の積み上げ(繰り返し)式教育では対応できないと言えます。

この問題解決には、従来の工学教育を抜本的に改革した新たな教育カリキュラムや教育システムを導入して、学生が大学初等学年から自主的・能動的に自身の専門を開拓・構築していく枠組みを構築することが必要です。そこで本学では、近未来社会が必要とする技術革新(イノベーション)を、工学系異分野境界の融合や統合によって開拓・実現することを「工学のフロンティア」と位置付け、絶えず進化する先端技術をいち早く身に着けて、リーディングエッジ(最先端)になる人材を養成することを目的として、学生が大学初等学年から自主的・能動的に自身の専門を開拓・構築していくことが可能となる「フロンティア工学類」を新設しました。

 

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