学類の概要
数物科学類では、「数学」、「応用数理」、「計算科学」、「物理学」の4つの分野を有機的に総合した教育と研究を行っています。それらを通して、自分で根本から考える力を養い、確かな基礎力を生かして未知の問題に果敢に挑戦する、意欲あふれる人材の育成を目指しています。本学類の特徴は以下の通りです。
学習段階に沿った教育プログラムが準備されています。
2年次から2つの基礎プログラム群(数学系基礎、物理学系基礎)からいずれかを選択し、それぞれの専門分野の基礎を学びます。両基礎プログラムには共通する科目も用意し、進路適性を考える参考になるよう工夫しています。3年次からは、4つの発展プログラム群(数学発展、応用数理発展、計算科学発展、物理学発展)の中から1つを履修します。そこでは、各分野の専門をより深く学ぶことができます。それだけでなく、各プログラムには共通する科目もあり、広い分野に興味を持った学習もできるよう工夫しています。4年次には課題研究があり、少人数ごとの研究グループに配属され、指導教員のもとで個別的な指導を受けることができます。
教師になるためのカリキュラムと支援体制が整っています。
数物科学類では、卒業に必要な単位に加え、教職に関する所定の単位を履修することで、中学校・高等学校の教員になるために必要な教員免許状を取得できます。本学類で取得できる教員免許状は、中学校教諭一種(数学、理科)と高等学校教諭一種(数学、理科、情報)です。
卒業後の進路は多種多様です。
基礎科学を修得した学生の特質を反映して、数物科学類の学生の卒業後の進路は多業種・多職種で、中学・高校の教員、製造・情報系の技術者、出版関係、研究者など多岐にわたります。