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鉄鋼環境基金の助成研究成果表彰で本多了教授が「理事長賞」を受賞(2025.09.01)

2025年09月11日

 9月1日、東京・茅場町の鉄鋼会館にて実施された第16回助成研究成果表彰式において、理工研究域地球社会基盤学系の本多了教授が、最高賞に当たる「理事長賞」を受賞しました。鉄鋼環境基金助成研究成果表彰は、助成研究の中で優れた功績のあった研究者を表彰するものです。

 受賞記念講演では、本多教授が「微生物カプセルMBR法によるPFAS汚水処理プロセスの開発」について講演しました。難分解性の有機フッ素化合物(PFAS)の無毒化には多大なエネルギーが必要となり、汚染が各地で問題となっていますが、本学の本多教授らが開発した微生物カプセルを用いたPFAS高効率分解技術は、多孔質膜のカプセルを利用することで、低コストかつ短時間での無毒化が可能となります。水道原水の浄水処理はもちろん、排水処理の発展に大きく貢献することが評価されました。


理事長賞を受賞した本多教授(右から2人目)


受賞記念講演をする本多教授

研究者情報:本多 了