数学発展プログラム
金沢大学理工学域では、いったい何が行われているのでしょう? 理工学域で研究をしている研究者や学生の皆さんに、聞いてみました。「みなさんはいったい何をはかる?つくる?」
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関数の大きさを測っています。
関数の世界の見取り図を創っています。現代数学では、一つ一つの点が関数であるような世界(関数空間)を考えます。高校で学ぶ相加平均相乗平均の不等式のような、関数空間における関数の大きさに関する絶対不等式は、数学として価値があるのは勿論、応用上大変重要です。星が爆発するか否か、化合物が安定か否か、細胞が破裂するか否か、大気が雲を作るか否か、このような現象の閾を教えてくれるからです。本研究室では不等式の探索から現象解析まで扱っています。
執筆者:大塚 浩史 教授
数物科学類
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自然界で最も適した曲面の形状を測っています。
単位はカタチ。
曲面の形状や可視化の数学的理論を創っています。本研究室では、シャボン膜の数学的モデルである極小曲面など空間内に現れる“最適な”曲面の形状や性質を主に数学を使って研究しています。
執筆者:川上 裕 准教授
数物科学類