マテリアルデザインプログラム
金沢大学理工学域では、いったい何が行われているのでしょう? 理工学域で研究をしている研究者や学生の皆さんに、聞いてみました。「みなさんはいったい何をはかる?つくる?」
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- ものづくり
- 材料
- 物性
材料が流れるまでの時間を測っています。
単位は秒。
今までにない面白い機能を持つプラスチックを創っています。固体と液体、という言葉はあいまいなものです。実は、石も、山も、プラスチックも、私たちもみんないつかは流れて流体になります。
流れるまでの時間を制御し、丈夫で延びるプラスチックガラスを開発しています。執筆者:伊藤 麻絵 准教授
フロンティア工学類
高分子材料物性研究室 -
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- 材料
- 物性
叩いた時だけ硬い材料の強さを測っています。
単位はMPa。
アニメに出てくるようなハイパープロテクターを作っています。某アニメの世界には、ゆっくり引っ張ると柔らかく装着性が良いが、叩いたときだけ硬くなるハイパープロテクターが存在します。これを実世界で実現するため、手で触れると柔らかく叩くと硬くなる素材を創り上げ、スポーツなどへの展開を目指しています。さて、某アニメとはなんでしょう??
執筆者:樋口 理宏 准教授
フロンティア工学類
ロボティクス・デザイン研究室 -
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- 医療・バイオ
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廃棄物の可能性を図っています。
単位は持続性。
廃棄物を資源として有効活用するための仕組みを創っています。私たちが廃棄物として捨てているモノは、ゴミではなく資源です。廃棄物を資源として再利用するための方法について研究しています。
執筆者:滝口 昇 准教授
フロンティア工学類
環境・エネルギー工学研究室 -
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- データサイエンス・AI
タイヤで車の走行路面の状態を測っています。
単位はすべりやすさ。
インテリジェントタイヤを創っています。車の先進的な運転支援システムを発展させ、自動運転などを実現するためのインテリジェントタイヤを開発しています。自動ブレーキなど、車の安全装備の開発が注目されていますが、現在の車は路面のすべりやすさを測れないため、これらの装備は使用範囲が制限されています。そこで、路面の摩擦係数などを測定可能なインテリジェントタイヤを開発しています。
執筆者:立矢 宏 教授
フロンティア工学類
ロボティクス・デザイン研究室
高度モビリティ研究所