理工研究域電子情報通信学系の江村恵太准教授の論文がコンピュータセキュリティシンポジウム (CSS) 2025で優秀論文賞を受賞 (2025.10.31)
2025年11月04日
2025年11月04日
理工研究域電子情報通信学系の江村恵太 准教授の論文が、2025年10月27日~31日に岡山コンベンションセンターで行われたコンピュータセキュリティシンポジウム (CSS) 2025で優秀論文賞を受賞しました。
受賞の対象となった論文は「江村 恵太. 鍵リカバリ型ECDSAのBUFF安全性について」です。
本論文では、暗号資産Ethereumのトランザクション発行時に実利用されている鍵リカバリ型ECDSA (楕円曲線署名アルゴリズム) のBUFF (Beyond UnForgeability Features) 安全性について解析を行いました。
安全性を満たさない場合を検出し、具体的な攻撃手法を提案するとともに、Ethereumにおける影響についても調査しました。さらに通常のECDSAがBUFF安全性を満たさないことも示しました。
CSS優秀論文賞は、論文集に掲載されたすべての論文を審査対象とし,新規性,信頼性,実用性を兼ね備え,当該分野で重要性を認められた優秀論文の著者を表彰するものです。今回は全論文273件中13件に授与されました。
本論文の内容 (英語版) はこちらから参照できます(https://eprint.iacr.org/2024/2018)。
・研究者情報:江村 恵太
