イベント

理学談話会(地球惑星科学分野)のご案内

終了
開催期間
2021/12/20
2021年12月17日

<講師>石野 咲子 先生(金沢大学 環日本海域環境研究センター・助教)

<日時>2021年12月20日(月)16:45-17:30

<場所>自然科学本館大講義棟 レクチャーホール

<題目>人為汚染のない地球大気の本来の姿を探して

<講演要旨>

近年の地球温暖化に対する具体的な排出削減の計画と実行が求められる中で、これまで人間活動がどれだけ大気成分を変化させてきたかを正確に理解することが非常に重要となる。二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスは、アイスコアと呼ばれる南極や北極の氷試料を用いることで、過去の大気濃度を直接測定することができる。しかし、オゾンやエアロゾルなどの短寿命成分は、アイスコア中で消失または変質を受け、大気中を浮遊していた当時の状態を直接復元することができない。この問題に対し、これまで取り組んできたアプローチと直面している困難、そしてこれから挑戦したい研究を紹介する。

<講師紹介>

2019年3月 東京工業大学 物質理工学院 応用化学系・博士後期課程修了(理学)。
2019年4月 国立極地研究所 日本学術振興会特別研究員PD。
2021年12月 金沢大学 環日本海域環境研究センター 大気環境領域 助教に着任。
専門は大気化学、同位体地球化学。

<世話人>

地球社会基盤学類・地球惑星科学コース 佐川 拓也・水上 知行
お問い合わせは、水上(Email: peridot@staff.kanazawa-u.ac.jp)まで

なお、ご来場にあたり、感染対策(マスク着用、発熱等体調不良時の不参加、など)へのご協力をよろしくお願いいたします。