理学談話会(生物学分野)のご案内
終了
開催期間
2018/12/3
2018年11月08日
終了
開催期間
2018/12/3
2018年11月08日
※本日(12月3日)開催予定の理学談話会(生物学分野)について,講師の体調不良により,開催を中止することになりました。ご出席をご予定されていた方には大変申し訳ございません。
生物学分野では下記のように理学談話会を開催いたします。
皆様のご来聴をお待ちしております。
日 時: 平成30年12月3日(月) 16:30 – 18:00
会 場: 自然科学大講義棟 レクチャーホール
講 師: 東京海洋大学 海洋生物資源学科
吉崎悟朗 先生
演 題: 魚類の生殖細胞操作:サバからマグロは生まれるか?
概 要:
孵化直後の魚類は免疫系が未熟なため、異物を拒絶する能力が低い。また、生殖細胞は仔稚魚の体内で未分化な生殖腺に向けて移動する能力を持ち合わせている。演者らはこれらの特徴を組み合わせることで、孵化仔魚の腹腔内に異種由来の生殖細胞を移植すると、これらの細胞は宿主の生殖腺へと移動し、そこに取り込まれ配偶子形成を開始することを見出した。これらの技術を応用することで、クロマグロのように大型で配偶子生産が困難な魚種の配偶子をサバのように飼育が容易で短期間で成熟する魚種に生産させる技術や、試験管内で増殖させた生殖細胞や液体窒素内で凍結した生殖細胞から魚類個体を生産する技術の開発が進んでいる。本講演では本技術の原理や背景、さらにはその応用例を紹介する。
世話人: 生命理工学系 小林功